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漆車プロジェクト:漆フォーミュラカー

全日本学生フォーミュラ大会は、日本のものづくりの衰退を危惧して2003年から始まった大会です。この大会は自動車技術会が主催し、産官学含めた多くの支援のもと行われています。
大会では、車輌製作を通して車輌の性能だけでなく、企画・設計・製作・運営・マーケティング・渉外・コスト管理等のものづくりにおける総合力を競います。2008年度は70校を超える大学が参戦する大きな大会となっています。

この大会に京都大学のチームも参戦しています。
京都大学の車輌の外装(カウルと言います)はドライカーボンを使用しており例年高い評価を得ています。2008年度の第6回大会ではこのカウルの塗装を京都の伝統産業である漆塗りで行い、さらに友禅の型により柄を入れました。
このカウルは会場でも人々の注目を集め、京都の伝統産業の新しいあり方を全国に発信する場となりました。

  

京都大学では全国の大学でも唯一と言えるドライカーボン製のカウルを採用しています。
普段よく目にするものはウェットカーボン製のもので、それとは違いドライカーボンは製作工程も複雑で特別な設備を必要とします。
企業で使われているこの技術を京都大学では学生が自ら設備を整え、技術的アドバイスを受けながら製作の全てを行っています。
一番右の図は製作工程の一部で製品の仕上がりを左右する型の成型段階です。


  

京都友禅の柄を入れるための型紙が右から二番目の図です。
今回は江戸期の柄を採用し、幾何学的な細かい柄が集まって遠目には1本のラインに見えるような工夫をしています。
一番右の図は、カウルのフロント部分のへこみや結合部に修正を加えている段階です。
細かい作業を積み重ねることで仕上がりの美しいカウルが完成します。


  

全体を漆で塗装し、最後に柄を入れます。
漆の塗装には大きく分けて、下地処理、重ね塗り、仕上げからなる数多くの工程により行われます。
一番右の図はフロントカウルに柄を入れたものです。
黒と青は京都大学のイメージカラーです。
型の技術によりきれいに模様が入っており遠目には柄がライン状に見えます。


  

左から二番目の図はカウルが車輌に搭載されている状態です。
京都大学に協力しておられる多くのスポンサーのロゴも入っています。
カウルは車輌のパーツの中で、最も見る人の視覚に訴えるもので、車輌の内に秘める性能の高さを想起させる第一の要素です。
京都大学のカウルは全国の大学の車輌の中でも異才を放ち、大会の会場では多くの人の注目を集めました。
京都の伝統産業がこのような場所でも生かされているのです。


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